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マイホームの流動性という視点

2012年08月25日 17:52

ちょっと前になりますが、創業チャレンジゼミの同期の仲間から久しぶりに電話がありました。

家を購入するにあたってアドバイスが欲しいとのこと。

事前に私の本を買ってくださって、何度も何度も読んでくれたそうです。

でも、直接相談するのが一番と思い、電話をくださいました。


これまでいろんな人の家づくりの相談に乗ってきました。

ブログを見てメールをくださった方で、顔も知らない人からの相談もあります。

相談の中身はまちまちですが、一番多いのが、

「欲しい物件を見つけたけど、この物件どう思いますか?」

というのと、

「住宅ローンは固定と変動どっちがいい?」

というもの。

今回、チャレンジゼミの仲間も同じ内容でした。



私はこの2点の相談に対しては、独自の判断基準とノウハウを持っていて、

それに基づいて、ロジックに「良いか、悪いか」の助言をさせてもらっています。

特に具体的な物件を見つけている場合の相談は、

夢のマイホームを目の前にして、テンションが高揚してしまい勝ちな中にあって、

客観的に冷静なアドバイスができると自負しています。


私の本を読んでくれた人や、このブログを古くから読んでくださっている方はご存知の通りですが、

私が、その物件を買っても大丈夫かどうか?という判断基準は、

「いつでも売れるかどうか」

という視点です。


夢のマイホームを手に入れようとしているときに、

売り飛ばすことを考えられる人は少ないと思います。

クルマを買うときは、そのクルマが3年後に中古車市場でどれくらいの値段で売られているかチェックする人も、

家を買うときはそれをしません。

クルマはいずれ乗り換えることを前提に購入するのに対して、

家は一生ものとして買う人が多いからですね。

これは結婚するときに、いざというときに離婚しやすい人かどうかをチェックするようなものですから仕方ありません。



ま、結婚の話は極端な例ですが、

私はマイホームに流動性を持たせることの重要性をこのブログで繰り返し説いています。

人生何が起こるか分からない中で、

一生住む家を手に入れるなんて、そんな難しいことを考えると、

いつまでたってもマイホームは手に入りません。

その結果、せっかく手に入れたマイホームの「満足感」を享受する時間がどんどん短くなります。

この変化の時代に、

常に変化に対応できるライフスタイルを持っておくこと、

これからの時代を生き延びる一つの知恵ではないでしょうか?


進化論を説いた、ダーウィンはこう言いました。


「生き残るのは、

最も強い生き物でも

最も賢い生き物でもなく、

変化に適応できた生き物である」



私はマイホームだけでなく、

住宅ローンも時代の変化に柔軟に対応するため、「変動金利」を選んでいます。

ずっと金利が変わらない「固定金利」に魅力を感じません。

生命保険や損害保険なども、柔軟にメンテナンスができるものにしています。

「終身保険」には興味がありません。

職業に関しては、今勤めている会社は人材流動性が高いとは言えない会社なので、

常に「会社の看板がない状態の私の市場価値」を意識しています。


私は今の芦屋の家は気に入っていますし、思いも入っていますので、

決して手放したくはありません。

住宅購入という人生最大の買い物に対して、リスクヘッジするために流動性を持たせているのだけなのです。


これらはあくまで私個人の考え方ですが、

これから住宅購入を考える人の、何かしらの参考になれば私としても嬉しいです。



今回相談を受けたチャレンジゼミの友人は、結局、相談をもらった物件の購入は見送りになりました。

不動産は”縁”だとよく言いますが、

先日、一緒に食事をしながら「縁がなかった」ということを話していました。

友人は、

とてもいい経験になった。

知らないことがたくさんあった、勉強になった。

いろいろ悩んだけど、ムダなことは一つもなかった。

この経験は次のマイホーム探しにきっと役立つ。


と、すでに次の行動に目を移していました。

いつもポジティブな彼ですが、流石です。

そして、今回の経験を基に、きっと素晴らしいマイホームのご縁に恵まれると確信しています。



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